あることないこと
- 1F 第二展示場 | D-27〜28 (小説|エンタメ・大衆小説)
- あることないこと
- 磯村柚依/エトピリカ/恵邑かをり/音羽光理/杉野真知/西日水菜/山川むらさき/渡去悠
- 書籍|A5
- 334ページ
- 1,000円
- 2025/5/11(日)発行
なにが悪かったわけでもない。誰のせいでもない。いつのまにか摩耗していて、負荷に耐えきれなくなった、というだけのことだ。
『かすみはじめてたなびく』山川むらさき
道端に何かが落ちているのに気が付いた。あれは、もしや……。心を躍らせながら近づいてみると、それは私の期待通り、ネギだった。
『マッチング・マーチ』杉野真知
宿主のカマキリを操るハリガネムシのように、文字は人の行動を変えるようだ。
『ラミナリア』恵邑かをり
『君』に触れようと手を伸ばす。触れられないまま、揺らいで遠ざかっていく。
『金木犀を遠ざけて』音羽光理
〈想像〉してほしかったんでしょう。自分がどれだけつらく、恐い思いをして死んでいったかを、みんなにわかってもらいたかった。
『月小屋ホテル』磯村柚依
夜の底を歩きながら、考えていた。きっとこんな夜道はまだ一人では歩けない。隣に誰かが歩いてくれないと無理だ。
『言ってやんない』西日水菜
死ね。
死ね。
いっそ全部死んでしまえ。
『Kiss My Ass』渡去悠
「今までの人生で一番好きな本は何ですか?」
『ビブリオ』エトピリカ
