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ロレンソ日乗タピオカ論争

  • あ-58 (小説|歴史・古典)
  • ろれんそにちじょうたぴおかろんそう
  • 荻 サカエ
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 32ページ
  • 200円
  • 2020/1/19(日)発行

  • 黒光りするタピオカの粒で満たされた茶碗を信長公は嘆息して見下ろした。

    「見よ。まるで《曜変天目(ようへんてんもく)》ではないか」

    冒頭試し読みできます。
    https://hitsujioclock.hatenadiary.jp/entry/2022/09/23/144417

    2020年文フリ京都新刊です。

     岩波書店の『日本思想大系63 近世科学思想(下)』を読んでいたら、“織田信長の面前で、永禄十二年(1569)、盲目の琵琶法師イルマン・ロレンソが日乗と論争したときも”という一節にぶつかりました。
      これ絶対「イルマン・ロレンソ」と「日乗」と入れ替わってるよな。派手な誤植もあったもんだ。
      と、思ったのですが、調べてみるとこれは誤植ではなくて、本当にロレンソという名の琵琶法師が(正確には「元・琵琶法師」)かつて存在していたのでした。
     この修道士(イルマン)ロレンソが日乗という仏教の僧侶を相手に、キリスト教の日本での存続を賭けて織田信長の目の前で繰り広げたと言う熾烈な宗教論争を私はぜひとも書いてみたくなりました。
      ですが私にはキリスト教の知識がほぼまったくありません。(仏教の知識も。)
     キリスト教のことはよく知らないけれど、ロレンソと日乗の宗論事件のことを書きたい。
      なので、「キリスト教」を「タピオカ」に置き換えて書きました。 
     

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