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夏への扉と、夏の番人。

  • あ-48 (小説|児童文学・絵本)
  • なつへのとびらと、なつのばんにん
  • なつの真波
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 66ページ
  • 500円
  • 2024/1/14(日)発行

  •  毎年、その場所に、今日も彼女はいた。まるで、夏の番人のように。
      ――中学三年の夏。
     それは僕の特別が、壊れていく夏だった。
      特別な夏が終わる軌跡を描いた表題作
    『夏への扉と、夏の番人。』


       それはとっておきの宝物の場所を教えるみたいな声だった。
     「ねぇ。もうすぐ世界が終わるんだよ」
      女の子二人の「世界」が終わる瞬間を描いた
    『六月のリトマス試験紙』


      ペルセウス座流星群の夜。
     途方に暮れた二十五歳の売れない役者と、
     将来を見つけられない高校三年生男子の一晩だけの出逢い
    『それは空を駆ける塵のように』


      三つの『夏』の景色を描いた短編集。

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