Lie Rose 2020-2022 Fantasy

• か-06 (小説|ファンタジー・幻想文学)→配置図(eventmesh)
• らいあーろーず
• 真糖飴
• 書籍|文庫判(A6)
• 40ページ
• 300円
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  レース加工を施した、上品に輝く表紙と雪が溶け込んでいるような遊び紙。 加えてその隙間から見えるピンク色の本文用紙が黒を基調とした表紙全体に華やかさをもたらしている装丁です。
  
  
  
  【内容】
  三本のメリーバッドエンドストーリーを収録したファンタジー短編集。
  
  
  「僕の愛餓を満たす欲」
  強欲公爵と名高いベルガッド公爵の屋敷には、流れ星の力を宿した真っ赤な瞳の少年が隠されている。
  いかなる願いも叶えられる少年が、対価として求める形の無いものとは……。
  
  
  「森錠のロックはキーが無くては開かない」
  森に入ってはいけない。共に暮らす青年との約束を破って、少年は何度も足を踏み入れようとしてしまう。
  記憶を奪う忘却族と記憶を与える記憶族。
  どこからか囁かれる不思議な声は、誰のものか……。
  
  
  「花鬼」
  季候の変化によって花はこの世を絶つ。本来ならばもっと、花も人と同じくらい長く生きられる。花が枯れてしまうのは花の生命力を食らう鬼が見えずとも存在しているからだと、言い伝えられている。
  花と人間のハーフである少女は、行き倒れている少年を保護した。少年は姿が見えるため、鬼ではない。しかし少女の身に異変が起こり……。