2011年に書かれた掌編を中心に編まれた、詩と短篇の小説集。
あの節電が喧伝された夏、色鉛筆研究家の恋人、
落下する自転車を幻視する美大生、
街角の蒐集家。
人と人のすれ違うほんの一瞬に感電のように走った仄白い光。
淡く儚いのに何処か怖い。せかいが怖い。
「そよぎ」
「くらげ骨なし」
「鉢と温室」
『適温適度の遊書部2011』
「なんて可愛らしいのでしょう」
「素敵な詩人さん」
「カラフルネイム」
「コンパスでダーツを」
「一枚だけ下さい」
「そよがず」
about solar
「空について」
「何処までも世界」
秋の音符
「ミッシェル」
「カセットテープ」
「あきうた」
「ひととせ廻り」
「夜明け」
「ルルカのの点描画」