誰かの人生の切れ端を眺めることは、自分の人生を少し休むことである。気分転換というやつだ。
どこにでもいる誰かのエッセイは、チラシの裏にあるのがふさわしい。素朴で身近な、生活の側にあるチラシの裏。表面は生活のための情報であり、裏の余白には裏写りした自由が続いている。
どこかの誰かの1人、獅子狩和音の人生の切れ端を整えて、エッセイにまとめました。
*収録作品*
【「誰かが助けてくれるよ」の話】
【ニューコンミートの話】
【小銭の話】
【まだない本の話】
【給食の話】
【ライブハウスの話】
⭐︎好評につき重版いたしました。