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ブルーフェアリーは謳う

  • 6F | わ-12 (小説|ファンタジー・幻想文学)→配置図(eventmesh)
  • ぶるーふぇありーはうたう
  • 六神
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 148ページ
  • 600円
  • 2018/09/09(日)発行
  • 妖精の見える男子高校生遠近は、女子高生朝日向にぶん殴られて空を飛んだ。
    ボーイミーツガールから始まる物語だが、朝日向にはどこか謎があって…
    読切です。

    本文

    遠近予理は空を飛んだ。

     羽根が生えた軽やかさでも、何らかの補助装置を使ったものでもない。単純に受けた衝撃を支えきれずに身体が宙に浮き、そのまま後ろへ吹っ飛んだ。

     刹那の浮遊。そしていかなる抵抗も許されない落下。

     人が吹っ飛ぶ姿は想像以上の衝撃を周囲に与える。もちろん、当人にもだ。

     しかもそれをやってのけたのが自分より頭ひとつ小さく、体重なんて半分しかないような相手で、しかも女子だとすれば精神的な衝撃は身体よりも大きかった。

     遠近はなぜ、と思う間もなく真っ白になった意識のまま飛んで後ろの川に落ちた。

     幸い、沈む深さも流されるほどの勢いもなかったので着水の衝撃と水の冷たさに逆に冷静になる。背中が水に浸かったまま顔だけ動かすと、彼を川へ殴り飛ばした女子は笑っていた。

     微笑むなんてかわいらしいものではない。目を見開き、口は三日月のように釣り上がっている。

     ひどく恐ろしい、禍々しい狂相。

     それが加々美朝日向との出会いだった。

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