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夜討ち朝駆け常裏ら_野良猫の話

  • D-38 (小説|短編・掌編・ショートショート)
  • やうちあさがけつねうらら・のらねこのはなし
  • 天霧 朱雀
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 114ページ
  • 1,500円
  • 2026/6/21(日)発行

  • ――

    命の値段は六百万、特別じゃない。



     リビングでだらける。レンタルビデオで借りたDVDを見ていた。途中からソファーに座ってきたクセに、霧流はブラッドピットを指さして「湊谷みたいなこと言うじゃん」と息を吐くように笑う。俺がタイラーダーデンみたいだって? 勘弁して欲しい。続けて霧流は「あんま面白くない映画だね」とか、お前はそういうタイプだよな。「だってさ、俺達だったらもっとうまくやるじゃん? ねぇ湊谷」なんて、まぁ、確かに、お前が主人公で間違いない。だから「言うと思った」と当たり前に答える。でもさ、霧流。俺達の生活なんて、そこらへんの映画よりも嘘くさいじゃないか。人殺しが特別じゃないんだからさ。

    ――
    時は2009年。
    この物語はとある暴力団組織に雇われてる殺し屋の話だ。

    野良猫の話
    18歳。俺たちが所属するのは、ヤクザの下で這いつくばる暴力・殺人任務遂行班。
    二人の通り名は〝野良猫〟
    危険な取引から相棒を外そうとする入野湊谷、通称:茶猫。
    そのぶっきらぼうな配慮を「過保護」と罵る布留川霧流、通称:黒猫。
    彼らは殺しを請け負う男二人、この物語はやけに気色悪い共犯関係を続けるその先の話だ。
    ブロマンスと呼ぶには肉体関係がありすぎて、 純愛の同性愛というには尊敬も信頼関係も薄い犯罪小説。

    ――

    サイズはA6文庫本。ページ数は114P (奥付含む)

    本書は2026年頃にカクヨム掲載していた作品を加筆・修正して文庫にしたものになります。

    https://kakuyomu.jp/works/822139845924163404

    ※サンプル兼、該当作品プラスして書き下ろし短編をしています。

    ※2026.05.28脱稿したてで検品作業にまで至れていないため、場合によっては当日に頒布を取りやめることがあります。その場合はご了承ください。

    ――
    一言で言うと「 男バディBL な ノワール 系 犯罪サスペンス in 2009 裏社会」

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