別に大した理由があったわけではない。強いて言えば、これ見よがしに晴れ渡っている空にむしゃくしゃしていたせいかもしれない―
ふと脳裏をもたげる悪意を描いた「青色のギョウザ」。
霧の中でのひそやかなミステリ談義「霧の対話」。
ごみ捨て場で拾った少女との歪んだ生活の顛末を綴った「少女」。
クラスメイトの死を契機に不条理な恐怖が襲いかかる「結ぼれ」。
全四編収録の幻想短編集。
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