兼吉
- か-15 (小説|エンタメ・大衆小説)
- かねよし
- 志槻 黎
- 書籍|新書判
- 200ページ
- 800円
- https://www.pixiv.net/novel/s…
- 2017/5/7(日)発行
「戦争と常識が、私たちを引き裂いたのです」
庶民の兼吉と貴族の称壱。
身分格差も意に介さず友情を育んでいた二人だったが、軍が幅を利かせるごとに関係は捻れていく。軍上層部に多く存在する貴族らが、より優位立てるよう調整されていったからである。そして開戦に伴い軍人になったことで完全に崩壊し、すれ違い、確執を生んでいく。
己を貫き通す《革新派》の兼吉と、貴族連中の傀儡から抜け出せぬ《保守派》の称壱。
未来ある青少年を戦場へ「出荷」するか、生き死にくらいは自分で選ばせたいと方針の改変を目指すかで真っ向からぶつかることになった二人は、会話すらままならず分かりあえない。
戦争と『常識』に翻弄された歪な友情の末路は。
本篇の他、三本の番外篇を収録。
・「南の空に桜は咲かず」では、最前線で戦う兼吉の弟・武吉視点の物語を綴る。
(モチーフ:日中戦争~太平洋戦争戦争初期)
※極東シリーズ※
