戯曲集 ツイノスミカ
- け-07 (小説|その他)
- ついのすみか
- 玉井 江吏香
- 書籍|文庫判(A6)
- 800円
- https://unitout.wixsite.com/u…
「柿は、冷たいでしょう。あんなに明るいのに。」
「終の棲家」をテーマに描いた三編の戯曲集。
例えば⼋⼗五歳まで⽣きるとして、⼈⽣を春夏秋冬で表すなら、四⼗⼆・五歳で夏が終わることになる。
⼈⽣の夏を過ぎて、⻩⾦の秋や透明な空気の冬へ向かうにあたって、私が最後に住むところってどんなんだろう、⼈は最後にどんな所に住みたいだろう、と考えた。それはたぶん、とても静かな意志だった。連作「ツイノスミカ」はそうして⽣まれた。
どれだけの覚えていない⼈に会い、どれほどの忘れられない時間を過ごし、両腕に抱えられるだけの物語を、それすらも⽇々取りこぼしながら、新しく視て聴いて嗅いで味わって触って感じて思って考える。⽣み出し続ける、私たちの、死ぬまでの時間。
【収録作品】
『ツイノスミカ Farewell,my m.c』
『ツイノスミカ 夜更けの星』
『ツイノスミカ initial』
