器を以て語り候 Vol.01
- き-39 (小説|短編・掌編・ショートショート)
- うつわをもってかたりそうろう
- 路地之塔
- 書籍|文庫判(A6)
- 112ページ
- 800円
- 2026/2/8(日)発行
我は、汝を『愚か』と定義し、 汝もまた、我を『愚か』と定義する。
我々の対話に在るのは、交わることなき、 二つの『独言』である。
――カクー・エピグラフスキン「不干渉の定義」
交わらない言葉と、届かない想いを抱えた、孤独な「器」たちの物語
エデンの園で繰り広げられる、神の独善的な正義 。
校長先生の長話に耐えかねた、少年の脳内逃避行 。
あるいは、人生最大の汚点を残して逝った父と、家族の奇妙な愛の形…… 。
彼らが語るのは対話ではなく、交わることなき『独言』。
路地之塔が描く、偏屈で滑稽な愛おしい十四の断片。 あなたは、この「器」の中に何を見るのか。
