ーーーーー以下本文抜粋ーーーーーー
私にはトラウマの原因になった女性が二人いる。
そのうちの一人からある連絡が昨日来て、胃の上胸の真ん中が唐突に気持ち悪くなった。さっき食べた夕食が食道を突き上がってくるような感覚があり、そしてそこで蠢いているような気色の悪さがある。
私にとって彼女たちは日常を脅かす脅威で、思い出すたびに心も身体も何かしらの反応を起こすし、離れて暮らす今もこうして苦しませられることがある。
なぜ私は彼女たちを忘れられないのか。なぜ私は彼女たちを折に思い出すのか。これは書くことで整理できるのか。
嫌なことは脳がシャットアウトして、思い出せないようになっている気がする。
実在する人物を書くので、本人だとわかりすぎることは書くべきではないが、わたしは私に嘘をつけない。そして、二人いるうちの一人については、いまだ文章にする勇気がない。