i −アイ−
- え-34 (詩歌|その他)
- あい
- 織月なでこ
- 書籍|文庫判(A6)
- 34ページ
- 300円
- 2024/8/25(日)発行
不可解で、目に見えない。
透明な瓶の中に詰まった気持ち。
長らく本の形に興せていなかったお気に入りの詩16篇を、1冊に束ねました。
☆以下、試し読み☆
(序章)
忘れたフリをしているだけだった。
日常を泳ぐ特別がくすぐったい。
小さくても、たったひとり。
温もりを握って息をしてみた。
知らない海も明るく見えた。
ゆらゆらと夢を見る。
どこまでも深く、鮮やかに。
『夢の中から』
都合の良いお伽話に夢を見ていた
ねえ、どんな色が好きか教えて
君の視界を埋めてみたいんだ
見放されて、ひとり
増えていく願い
焼き付いた甘さ
並んでいる文字
沈んでいま、駆けていく
繰り返しを飛んだ
君の手の中で枯れていった花の色が好きだ
そうだ、そうじゃなきゃ
ああ、もうやってらんない
