三つの部屋
- J-55〜56 (小説|純文学)
- みっつのへや
- 梅野武幸
- 書籍|A5
- 32ページ
- 500円
- 小説を書き始めてから、昔のことを思い出すことが増えました。 不思議なことに、人生の大きな出来事よりも、どうでもよさそうなことの方が鮮明に残っていたりします。 誰かの仕草、何気なく言われた一言、古い写真、夕焼けの色。 なぜ、そんなものを何十年も覚えているのか、自分でもよくわかりません。
今回収めた『三つの部屋』『正座』『足跡』をあらためて眺めてみると、 三篇とも家族や子どもの頃の記憶につながる話になっていました。
そういうものを書こうと決めていたわけではありません。 小説を書こうとして記憶をたどっているうちに、いつの間にか、書かなかったら思い出さなかったような 懐かしい記憶へ戻っていたように思います。
まだ、小説を書き始めたばかりです。 もう少し、書いてみようと思います。
もし何か心に残るものがありましたら、一言でも感想をいただけると嬉しいです。
●作者紹介
梅野 武幸
1969年生まれ。 大学卒業以来、サラリーマン生活を送る。
仕事では営業を中心に、データ分析やExcelを使った 業務効率化など、売上と効率を追いかける日々。 一方で、国語や本を読むことは 昔からどちらかといえば苦手だった。
50代半ばになり、 「仕事だけで終わる人生もつまらない」と、 それまでの自分とはかけ離れたことをやってみたくなる。
56歳にして初めて小説を書く。
本書は初の短篇集。