青春被害者の会 議事録 第三回「思い出」
- K-06 (小説|青春・学園)
- せいしゅんひがいしゃのかい ぎじろく だいさんかい「おもいで」
- 青春被害者の会
- 書籍|文庫判(A6)
- 238ページ
- 1,000円
- https://maitakemaitakem.booth…
- 2024/4/2(火)発行
- 青春に被害を受けた者、あるいは受ける事すら叶わなかった者。青春を拗らせた者、青春に懐疑的な者。そんな人間達が集まって「青春」という概念を、様々なテーマからの解体を試みた「青春被害者の会 議事録」シリーズ。
第一回「被害者達」
第二回「加害者達」
第三回のテーマを「思い出」とし、青春の偶像を書き表した一冊になっています。
雨間雨音の小説「少女Aの幸福」、舞茸の小説「別たれる。さよなら思い出、花弁。」「愛想由、由沈脳愛」、結城心湊の小説「静かな夜に、星が降る」、夏凪の随筆「真青」という五つの作品をまとめました。
少女Aの幸福 / 雨間雨音
高校生の遥香(はるか)と同級生の青木葵(あおきあおい)は偶然にも病院で出会い、それをきっかけに少しずつ距離を縮めていく。言葉にできないような関係と一夏の思い出は、はたして幸福になり得るか。
静かな夜に、星が降る / 結城心湊
かつて自分に傷を付けて去った、憧れの人を忘れられない伊弦(いづる)。自分に想いを寄せてくれている後輩の汐田(しおた)に、彼女との思い出についてを語る。
真青 / 夏凪
恋や青春にすら負けるような、何も忘れられないような。そんな、弱いままで戦い続ける自分達への慰めのような文章。
別たれる。さよなら思い出、花弁。 / 舞茸
幼馴染であった谷山璃央(たにやまりお)と佐藤未莉(さとうみり)は別の高校へと進学し、それをきっかけに谷山は一人の人生を歩む。大人になりそれを悔いた彼は去来川華子(いさがわかこ)という、この世界のどこかにいる少女との共通の思い出を購入。二人の思い出の中でだけ、二人は思い出を育み、そして思い出の中で再会を約束した。再会の期日が差し迫る頃、谷山は佐藤と再会する。
愛想由、由沈脳愛 / 舞茸
大学生である想(そう)は事故に巻き込まれるも奇跡的に生還を果たす。しかしその影響なのか、彼の記憶の中からは特定の人物の記憶が失われていた。「彼女」が誰なのかは分からない。でも「彼女」との思い出が確かにある。次第に「彼女」との思い出は、恋人である実由(みゆ)を追い抜いていく。
