これまでエッセイ、写真、短歌、絵本風短文、podcastなど表現活動がとっ散らかりすぎて自分でも何をやっているのかわからなくなってきた筆者が、複数の書き下ろしエッセイ+過去のZINE8冊からの作品を収録しつつ、「惑い」を丸ごと編み込んだZINEでございます。
人生折り返し始めまして、もう恥ずかしがってる場合じゃないなという。すなわちいろいろさらけ出しておりますので、どうか読者のみなさん、人生相談にのってください。誰か教えて。こっからどーすりゃいいのやら。
"この本は、そうやって三十九歳から四十歳にかけてもやもやしている当初に構想を始めた。
だから当初の手描きメモの表紙に書かれたタイトルは『四十にして惑いすぎ。』である。
〝二十代のころイメージしてた四十歳はこうじゃなかった、不惑と呼ばれる年になったのに、自分は何も定まっていないし、むしろとっ散らかりすぎている。自分はおかしいのかもしれない、しかしそれが自分という人間で、もうどうしようもないから笑ってくれ〟という自虐にして、気持ち的にラクをしようと思ったのだと思う。
だが、友人知人と話し、またそこで思ったことを書きとめるにつれ、さきほどの「いや、現代の四十は迷うでしょ、迷って当然だよ、むしろ健全だよ!」という思いがむくむくと湧き出てきた。
そこで、四十歳が惑い「すぎ」だなんて、惑うことが悪いみたいなタイトルじゃあかーん!と思うに至り、その手描きメモに大きく二重線をひいた。
そして書いた。『四十は、惑う。』と。肯定文にしたかった。"