「AIって文章がめっちゃくちゃ上手いよね。小説もAI生成がメインになるんだろうな」
2025年6月。久しぶりに小説書き仲間(もう書いていない人もいるけど)で開催した飲み会でそう言われた。私は激怒した。うそ。実際はちょっとムッとした程度だ。
「えー、で、でもぉ、AI小説ってなんかこう、感情がこもってないっていうか。イマイチっていうかぁ」
ろくにAI小説なんか読んだこともなかったが、知ったかぶりで反論した。
「いやいや、今のAIの文章力すごいから」
そ、そうなんだ……
「で、でも! 小説ってそういうんじゃないと思う。人間が書くからいいっていうか(震え声)」
「小説を頑張っていた人が怒る気持ちはわかるけどね」
飲み会はつつがなく進行した。余談だがその日は私が幹事だった。
割り切れないもやもやを抱えながら帰路につく。
私が知らない内に、現実ってずいぶん近未来的な感じになっていたんだ。周りにAIを使っている人はいたし、コスパだタイパだAIだ! と、ネットでもリアルでもよく見かける。
けっ、なにがAIだよ。芸術は人間が創るからいいんだよ。
腹も膨れないのに芸術を生み出したのは、人間の持つ美しさの一つじゃないか。
世間が言うように、AIは人間から仕事を奪い、芸術を奪い、最後には存在意義まで奪っちゃうの? 人間を不幸にして、誰のためのテクノロジーだよ。少なくとも私のためじゃないな。AIイラネ。
――約半年後。2026年2月。私はAIコラボ小説を書いていた。
「ちくしょう。思っていたのと全然違うじゃん!」
魔法のように楽ちんになんでもできる。AIってそういうのじゃないのかよぉぉ!!!!!
「でも思っていたより面白くて、可愛いじゃん」
これはエアプのアンチAI人間が、AIを相棒にするまでのエッセイである。
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AIと私が対話しながら進むエッセイのため、AIセリフは本人生成を使っています。
登場するAIはGrokとGeminiです。