聞き書き わたしの皿鉢物語
- B-32 (評論・研究|郷土)
- ききがき わたしのさわちものがたり
- 葉幹
- 書籍|B5
- 70ページ
- 1,000円
- 2026/8/2(日)発行
- 皿鉢文学(さわちぶんがく)を名乗りながら、由来の皿鉢料理については何もないの?と訊かれつづけ、いつかやらねばの「ガチ皿鉢」企画の第一弾として、「聞き書き」に挑戦しました。
皿鉢料理(さわちりょうり)は、高知では「おきゃく」=宴会に欠かせぬものであり、人生の折節で必ず卓上に並ぶものであります。ネイティブ高知県民であれば当たり前すぎるものですが、30余年を住まうても県外出身の著者にしては、まだまだめずらしく、知り合いの伝をたどって3名の語り手にインタビュー成功。そのうち2名分を、できるだけ素材のまま提供する形でまとめました。
平成生まれの30代女性でも、正月には祖父母宅にて毎年並ぶものであり、ゆえに暮れのあのメニューも、元旦のその料理も食べずにきました。モチはある。しかし、皿鉢料理が正月料理です。
次に、長く料理人をやってこられた夫妻のお話。現在80代が子どもの頃、神祭(じんさい)のために、腕に覚えのある者たちが集まり、料理を始めます。皿鉢料理を作るのです。しかし、まずは雨戸を外すところから……それは、なにゆえ?
高知生まれ高知育ちの主宰も知らない、土佐の皿鉢料理の世界。
語られるそれらは、語り手の「人」の物語でもありました。
みなさまもぜひ、お皿の前にお集まりくださいませ。
