あの夏に交わした言葉は、今もどこかで続いている。 波打ち際のように重なった、一瞬と記憶の短編集。
花火のあと。 波の音。 汗ばむ午後。
あの夏は、何かが始まったわけでも、終わったわけでもない。 それでも、ひと夏のあいだに交わされた小さな選択と沈黙が、 いつの間にか心のどこかに線を引いていく。
季節が過ぎたあと、 振り返って初めて気づく感情がある。
これは、夏の途中に置き去りにされた想いを、 そっと拾い上げる物語集です。
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