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成長する物語たち

  • A-13 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • せいちょうするものがたりたち
  • 川内祐
  • 書籍|四六判
  • 238ページ
  • 2,000円
  • 2024/2/3(土)発行
  • 五編の短編を纏めた短編集。
    生きる為、成長する為の教科書にはなり得ないかもしれないけれど、生きやすくなるヒントは見つけられるかもしれない。
    変化に富んだ五つの物語が、読者の心の中でも成長していきますように。

    ・指導課長・平沙院
    江戸時代のちりめん問屋から続く創業二百年の宮辺物産株式会社。
    とにかく「おもしろい」ことが好きな社長に、新入社員でありながら課長職を与えられた女、平。
    入社して十年を過ぎた彼女に、営業部からある若手社員に対する指導依頼が飛び込んできた。
    おかしな社長以下、おかしな上司とおかしな部下に囲まれた平課長が、おかしな依頼を真面目に解決する。
    全ての新社会人と、全ての"最近の若者"に悩まされる管理職に贈る、働かせ方改革を見据えた社会派コメディードラマ。

    ・ポストファミリー
    毎週ポストに投函される折りたたまれた一枚の手紙。
    その手紙には、宛名も差出人も書かれていない。
    山間部の郵便局に異動してきた浅井は、謎の手紙と前任者の丑松との関係を探り始めた。

    ・その死神、桜子
    そいつは入学式の日、校門の桜の木に現れた。
    「できるのは食べることだけで、与えることはできない」とそいつは言った。
    命そのものを食べるというそいつ。 桜の葉の葉脈が大好物だというそいつに、僕は「桜子」と名付けた。
    これは、僕と桜子と、ある女の子のお話。
    生まれては消えていく命のお話。

    ・HAN - ハイテンション・アクティブ・ニート

    堀田明憲二十四歳。彼はいわゆるニートだ。働く事を諦め、屋敷の蔵を住まいとしている。
    そんな、"Hotta AkiNori"から三文字を抜き出して通称HANを名乗る彼に、ある日悲劇が襲う。後に彼の最大の黒歴史であったと彼自身が語る事になる事件。
    堀田は新しくオープンしたパン屋で、「ご自由にお持ち帰りください」と書かれたパンの耳を発見する。その嬉しさのあまり、彼はパン屋の中で歌い、踊り出してしまった。その様子が動画で撮影され、ネット上に公開され……。
    「家族」とはいったい何なのか。「仕事」とは何なのか。「愛」とは……。そんなテーマが見えてきそうで見えてこない、真面目なようで不真面目な、泣けそうで泣けない、溜息から始まるコメディ。
    今日もHANが誰かを救う。

    ・風の船は物語を呼ぶ
    早く大人になりたいと願い、少年は風船と共にメッセージを飛ばした。
    願った想いを忘れてしまった頃、風船を見つけた少女から少年へ、手紙に添えて一冊の本が届く。
    少年から大人へと向かう中、手紙と共に送られ続ける本と、少女とのやり取りで少年は成長してゆく。
    ――少女の秘密を知る時。それが、本当の意味で大人になる時かもしれない。

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