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ひたすら蕎麦を煮る話

  • A-47 (小説|ライトノベル)
  • ひたすらそばをにるはなし
  • 木倉兵馬
  • 書籍|A5
  • 76ページ
  • 300円
  • 2021/10/31(日)発行
  • 一つの「蕎麦を煮た事実」から始まる、五十のわけのわからないものが集まった!
    以下サンプル。

     いやー、この世には変なことがいろいろありますね。その日はクリスマスの前の夜、ちょうど七時ごろでしたか、グツグツ、グツグツ、って蕎麦を茹でてたんですね、私は。でもなーんか変だなー、変だなー、と思った。グツグツ、グツグツって鍋のお湯が沸き立つにつれて、やだなー、一人ぼっちはやだなーって感じまして。でも蕎麦は茹で上がったんです。まあズルズルーッ、ズルズルーッて音を立てて食べた。そこでハッと気がついたんですよ。「十二月三十一日まで七日もある」って。いやー、あのときは本当に驚きましたねえ……。

     アメリカではあなたが一人で蕎麦をクリスマスイブに煮る。  ソビエト・ロシアでは蕎麦が一人であなたをクリスマスイブに煮る!
     俺はクリスマスイブにワンヒューマンでした。誰か一緒にトゥギャザーしようぜ、と手当たり次第にコーリング。バット誰もがプランを持っていました。寂しいサッドデイ。ストマックをフィルするべくイーブニングミールをメイクしました。ふとファインドアウトしたのですが、このデイは大晦日ではありません。蕎麦をすする最中のことです。

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