こちらのアイテムは2021/10/31(日)開催・第七回文学フリマ福岡にて入手できます。
くわしくは第七回文学フリマ福岡公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

BLACK

  • あ-01 (詩歌|俳句・短歌・川柳)→配置図(eventmesh)
  • ぶらっく
  • 牟仁田むに
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 80ページ
  • 500円
  • 2021/10/31(日)発行
  • ■Web再録歌集「BLACK」

    “違和感以上、恐怖未満”な短歌中心。
    計72首を、7章にまとめました。
    下記、サンプルです。
    ──────────────────────────────

    【1】変えたはずの名前で


    豪邸の窓からそそぐ幼気なピアノの音で目星をつける
    後輩にあるもの愛嬌 後輩にないもの記憶指紋掌紋
    この顔にピンと来たらのその顔は今とは別人な僕の顔

    【2】スクールゴースト


    たったいま校舎から舞い降りてった彼に翼はあっただろうか
    初等部習字コンクール全員が同じ筆跡「明るい未来」
    おはようと児童らに挨拶された泥人形がひび割れていく

    【3】母子や父子


    あれは養父が建てた自社ビルこれは実父が暮らす収容施設
    完璧な庭を夢見ている母は今日も造花に水を与える

    【4】人類憐みの令


    助かったこんな森にも人がいる顔から下はよく見えないが
    円グラフ指差したまま固まった商談相手の復旧を待つ
    遺言のあとに♯を押してくださいオペレーターにつなぎます

    【5】少女と爺やと太郎と磯野


    ねえ爺や皆さん赤い顔で農具を振り上げて何事かしら
    開けるなと念を押された箱を手に浦島太郎は保安検査へ
    おい磯野 野球しようぜそのあとにふたりっきりでアレもしようぜ

    【6】白黒の街


    福引の一等賞は肉 だけど何の肉かは誰も聞かない
    勘づかれたくなかったらお悔やみを申し上げてる顔をしなさい
    峠のガードレール一部欠け待ち構えるここが入り口ですと

    【7】神を失えば


    海がない故郷を捨てて人知れず樹海を泳ぐ夜霧の船出
    白い月よりもまばゆい灯火に焦がれる黒い海原の果て
    わたくしは憐れな羽虫 誘蛾灯に身も心も焼かれただけの

    ──────────────────────────────


    twitterアカウントのメディア欄を遡ると、収録するほとんどの短歌をご覧いただけます。
    だいたい薄暗い、よくない雰囲気です。
    当日は、何卒よろしくお願い申し上げます。

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